個別の作品をグループで語るのは、大雑把で不正確ですが大まかな傾向としてお考えください。


<昔から変わらない海外ゲームのリアル思考>

8bit(ファミコン・マーク3)16bit(スーパーファミコン・メガドライブ)時代おいても、海外のゲームメーカーの中には、限られたハードウェア描写内でのリアルを追及していました。それは時に滑稽に見えることもありました。

一方、和ゲーはこの限られた描写内で、リアルに拘らず自由な発想で面白いゲームを作りました。(洋ゲーでもそういうメーカーは沢山あった)ディフォルメと簡略化・省略化が上手いのもプラスになりました。
また日本のメーカーは、そういう環境下での作成が得意でした。

これは日本の物作りに通じていて、日本国内においての限られた資源の中での物づくりをしてきた日本人の特質なのかもしれません。



海外の方が選んだファミコン(NES)サッカーゲームベスト5
全て日本メーカー。1位は・・・アレ(サカゲーといえばサカゲーだが・・)
4位のジャレコ(懐かしい・・)のサカゲーのロングパスの描写が面白い。
1年後に発売するFIFAに先駆けクォータービューを採用しているのが凄い。


Kick Off 3: European Challenge メガドライブ(GES)
販売はセガですが、開発はイギリスのDino Dini。
五大リーグ+その他のチームが収録されている。
ライセンスの詳細は不明だが、プレミアはフルライセンスのようだ。
試合中のチャント(応援歌)の再現が凄い。当時の日本のサカゲーだと音楽流しちゃうとこだが。
ゴールパフォをした後に、リスタートポジションに戻る様が、リアルへの追及を感じる。


<リアルを表現できる時代へ>

しかし今は描写力が、向上しリアルをゲームで再現する事が昔ほど難しくなくなりました。私的には32bit(プレイステーション、サターン、PC)辺りから洋ゲー作品が台頭してきました。

これまでリアルを追求しようにも描写力の限界で自由に羽ばたけずにいた洋ゲーが、ここから大きく飛躍しました。PS3→PS4となってさらに差がついたような気がします。

リアルへのこだわりが、報われるようになりました。

逆にリアル描写が洋ゲーより不得意な和ゲーは多くが衰退。多くのメーカーが、据え置きゲームからスマホゲームへ移行していきました。(国内の状況的に商売上しかたない面もありますが)

これには、日本人ゲームユーザーと海外ゲームユーザーとの求めるものの違いがあるのかもしれません。日本人ユーザーの多くはそこまでリアルを求めていないのかもしれません。あとゲーム文化の違い。


*完全一致。


<ウイイレとFIFA>

ウイイレもハードの描写力が乏しい時代は、一時FIFAに肉薄したのですが・・
ライセンスという物量と、リアル(グラフィックだけではなくゲーム性なども)を描写できる今、FIFAは無敵に。

ただ国内においてFIFAが苦戦しているのは、海外ユーザーとの趣向の違いも大きいのかも。リアルをそこまで求めていないユーザーが多いのと、サッカー文化の違い。
リアルを求めるユーザーは、すでにFIFAを買ってるだろうし。

FIFA=リアルの追及  ウイイレ=サッカーを元に面白いビデオゲームにする。

国内において両作品共に言えるのはは、新規のプレイヤーの流入が少ないとこでしょうか。いわゆる「にわか」の獲得が難しくなってます。
据え置きゲーマー以外の一般ゲームユーザーの今の意識は、ゲームと言えば=スマホゲームなのかな~なんてバンバンやってるTVCMを見ると思います。
PS4の新価格と合わせてウイイレ2016のCMもしてたけど・・・

昔のゲーム感=ファミコン  今=スマホ

今の据え置きゲーム機の立場は、昔だとメガドライブくらいなのかな~
サカゲーユーザー、据え置きゲームユーザーがもっと増えればいいんだけど・・

メガドライブ(GES)のサッカーゲーム29タイトル動画集。
1タイトルごとの時間が短くスピーディーで良い動画。
試合中に選手の顔グラ表示してるサカゲーがあったり。
キャプ翼が、ライセンスとれなかったのか、謎キャラになってたり。
ソニーのサカゲーがあったり。色々あって面白い。

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