ストーリー by wiki
SA(アメリカ航空宇宙局)は地球外生命体に向けて当時流行していたゲームを収録した映像などを友好目的として送った。だが、それを見た異星人はメッセージを"果たし状"と誤解してしまう。
そして2015年、異星人たちは映像を基にゲームのキャラクターを兵器として再現し、地球に送り込んだ。物質をブロック(ピクセル)に変える能力で兵器が世界のあらゆるものをバラバラに分解していく中、かつての最強オタクゲーマーが立ち上がる。


嫁がピクセルを見たいと言ったのは
3週間位前だったでしょうか。
料金の安いサービスデーに鑑賞しました。
しかも4DXで。(嫁指定)
1100(映画代)+300(3D代)+1000(4DX代)x2=4800円
高っ!

私がピクセルを見るのを嫌煙していたのは
海外レビューサイトの点数を調べたから
レビュー平均点 27/ 100 ユザースコア 5.3/ 10
http://www.metacritic.com/movie/pixels

低いなぁ・・大丈夫かいな・・
ウイイレは87点。メタルギア5は90点代なのに・・
(映画とゲームの点の付き方は全然違う。)
下手なこと言うと機嫌悪くなるし
まあ
トランスフォーマー4も点低かったけど
金のかかったアクションだったため4DXの
部分は3時間近い上映時間もあり、存分に
楽しめたので大満足だった。

しかしピクセルは115分でそんなAAAの
大作というわけではなく・・・
と色々考えても見に行くことは決定していた
ので他は調べず覚悟を決めた。

[世代によるゲーム歴の違い]
嫁は今はゲームをしないのだが、ファミコンは
相当やり込んだらしく完全な8bitゲーム世代だ。
ピクセルに出てくるパックマン、ギャラガ、
ドンキーコングが出てくるのが嬉しいらしい。
親が子育て放置気味で金はくれたらしく
ゲームはいっぱい買えたらしい。

私は4歳下なのだが、ファミコンのゲームは
=くにおくんの時代劇。これが全てだった。
それ以外買ってもらったゲームが
マリオとドラクエ2(パス忘れ頻発)で、
ドンキー、パックマンはプレイしたことが無い。
ゲームに本格的にハマったのは
対戦格闘ゲーム(スト2)が始まりだった。

本題に戻る。
んで、そんな熱気の差があったピクセルですが、
鑑賞後は、私の方が楽しめていたようでした。

嫁は「楽しかったけど、思ってたよりは地味だった。」


私の感想は、そりゃ4DXで見たほうが面白いが
3Dで丁度いいだろうな。2Dだとキツイかも。
ネタに幾つついて行けるかがキーかもしれない。
(ただ感想見ると、知らなくても楽しかった言ってる
人もいたので、一概には言えない。案外幅広く
楽しめる作品なのかもしれないが、
一部酷評する人もいる。)


ここからは、いいとこ悪いとこを
羅列していきます。
(重要なネタバレはしないよう
気をつけますが・・・見た後、読むのがおススメ。)

一番良かったのはワンダーキッドというキャラで
ステレオタイプ的に分かりやすく誤解を承知で言うと
ネトウヨです。

http://www.thevideographyblog.com/pixels-with-the-look-and-characters-of-1980s-arcade-games-features-an-alien-attack-on-planet-earth-starring-adam-sandler-as-sam-brenner/

陰謀論を唱える批判好きのネット番長なキャラが
整列した軍人らを前にしてスピーチを頼まれ緊張して
パニくった後に、やけくそ気味に(本性を出した)、
ネットの誹謗中傷の書き込みのごとく
セリフを直立する軍人にフルメタルジャケットの
ハートマンのごとく叫びまくる様は面白かった。

さらにこれに二次元嫁がいて・・
このラブストーリーには不覚にもジーンと
来てしまった。オチも秀逸だった。

*この動画の字幕ありVer.もあるのだが、あたり前の
 ことしか言って無く微妙だったので、想像の余地の
 ある字幕なしVer.で。ありVer.はこちら
*この二次元美女のゲームキャラクターは
 残念ながら架空のゲームのキャラ。

一方、終始眠たそうな顔をしたやる気の
なさそうな主人公は、いいと思わなかった。
仕事で大型テレビとPS4を接続するシーンが
あるのだが(この映画の製作はSONY)
自分も最近同じことしたので、そこだけ
面白かった。ゲームが上手いだけの
魅力のない主人公だった。
柳沢信吾の吹き替えはクソかと思ったが
どうも役のアダム・サンドラ―は最近
テンション低めで演じているとも
聞いたので・・・どっちにしても
イマイチな主人公だった。

ヒロインも微妙。この二人の関係は
見ていてつまらなかった。
ただ、ゲーオタじゃないお客さんには
こういうキャラと恋愛要素が無いと
この映画を見てられないと思うので
いたしかたないと思う。

主人公の友達が大統領という設定は
話を進めるうえで楽でいいですね。

アメリカの懐かしアイドルネタとか
時事ネタが会話で出てくるのですが、
???。ゲームは分かるんですけどね・・
そこもマイナスポイント。
海外のコメディーが日本で中々ヒット
しないのはこういうとこが大きい。
仕方ないんのだが・・・
その点は嫁はついて行けてるようだった。
俺「マーサ・スチュワートって誰??」
嫁「料理研究家。カリスマ主婦だよ。」


ヒロインの息子が主人公が設置したPS4で
ゲームをしているのだが、(ラスアスぽいの)
主人公とはゲーム好きという共通点があるものの
世代間の隔たりが大きく・・・
子供はレトロゲームと聞いて
「ヘイロー?COD?」
と言います。
そりゃヘイローは14年前ですからね。
この子は生まれてもいないんだろうな~と

主人公はラスアスみたいなゲームを見て
「血が・・残酷だな・・」と、さらに
80年代ゲームと比べて「攻略パターンがない。
テキトーに敵倒してるだけじゃん。」と批判。
子供は「主人公になりきって、状況に応じて
臨機応変に戦うんだ」と説明。
パターン攻略(死んで覚える系?)ゲーが得意な
主人公は理解をしめさず

この映画への感想で、最後まで実際のゲームの
ルールを重んじて攻略してほしかった。と
言っている方がいました。たしかに
当時の攻略法を知るファンは、そういうのを
映画の大画面で再確認する面白さがあります。
パックマンとの戦いがそうでした。

しかしラストバトルでは・・・
ドンキーコングwiki ファミコン版
ランダムに来るアーケード版のようなスリルはないが
全体的な出来は良く、ファミコン本体の売り上げを
牽引したソフトになった。

主人公の苦手なランダムゲーのドンキーコングが・・・
ここで主人公は現代ゲーオタの子供の
「主人公になりきって・・」の助言を受け入れ
臨機応変にルールを越えて戦うのでした。
(昔のゲームに比べて自由度が増えたということか?)
1980年代ゲーマーと、2015年代ゲーマーが
心を通わせた・・・なんてことを考えながら楽しく見てた。

パックマンの生みの親の岩谷徹さんが出てきます。
役者さんが演じていますが、本人も冒頭に
基盤修理している店員としてチョイ役で出演。
結構出番があり、感動シーンも・・・
「パックマンはそんな悪い子じゃない!」


劇中の岩谷教授を演じる日系俳優デニス・アキヤマとも対面を果たし、
「一緒に食事をしたが、あまりに似ていてビックリ(笑)」。
岩谷教授本人も、ゲームセンターの修理工としてカメオ出演している。
http://cinema.pia.co.jp/news/166930/62731/

PIXELS - Official Trailer #2(画像はYouTubeより)
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150523-00000012-techin
確かに似てるわ・・・

テーマソングは日米で違うのですが


大抵日本版の方が嫌なんだけど、
これは珍しく日本版の方が良かった。
スタッフスクロールの映像と合ってたし。

ただ映画を見ていて思う本当のテーマ曲は

冒頭ゲーム大会とラストバトルにかかる
当時の人気曲クイーン「WE WILL ROCK YOU」
ウイイレと同じなんで個人的に感慨深かった。

この文章量から見ても色んな意味で
楽しめた映画でした。
ただ好き嫌いがハッキリしてるみたいだから
ススメづらい映画ではある。

ゲーム愛あふれる面白い映画でした。
コメディーなのに一度も笑わなかったけど

あっ!マリオも出てきたよ。
テトリスも

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